COBIT成熟度モデル (システム運用設計)
- プロセス不在: 業務プロセスが全く存在しない、課題が認識されていない
- 個別対応: 標準的な業務プロセスはなく、属人的に個別にアプローチしている
- 直感的再現性: 同じタスクを似たような手順で異なる人が実施している
- プロセス可視化: 手順が標準化文書化され研修により共有されている
- 管理測定可能: マネジメントチームが監査改善し一部の業務は自動化されている
- 最適化: 改善活動により業務プロセスのレベルが最適化されITによる自動化が進んでいる
業務改善とは
COBIT成熟度モデルを5つの状態として管理し、プロセス不在、個別対応、直感的再現性、プロセス可視化、管理測定可能、最適化、を進めていくこと
業務可視化とは
COBIT成熟度モデルでプロセス可視化を満たし運用ルールが可視化されている状態で、運用ドキュメントが整備されている
- 運用設計書: 運用範囲と必要な情報が記載
- 運用体制図 : 登場人物と役割が記載
- 運用項目一覧: やるべき作業がまとめられている
- 運用フロー図: 関係者と情報連携方法とタイミングがわかる
- 運用手順書: 作業のやり方がわかる
- ユーザー手順書: サービスの利用方法がわかる
- 申請書: ユーザーとサービスの連携がわかる
- 台帳: 最新の情報がわかる
- 一覧: 確認すべき情報がすぐにわかる
業務可視化の先に最適化
運用フローなどがあいまいなままルールを改訂したり、運用手順書がないまま自動化ツールを導入したり、業務が可視化されていない属人化された状態で最適化を目指すことは難しい